タイルカーペットのおしゃれな配色例・組み合わせ例!色が与える効果も解説

タイルカーペットは、組み合わせによって見た目が大きく変わります。デザイン性のあるオフィスを作るためには、タイルカーペットの配色やデザインパターンを把握しておくことがおすすめです。

この記事では、タイルカーペットのおしゃれな配色例や組み合わせ例を紹介します。色が与える効果も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

オフィスの配色を考える際の基本

まず、オフィスインテリアの配色について基本を理解しましょう。オフィスの配色には、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3つの要素があります。

ベースカラーは、オフィス内で最も広い面積で使用される色です。壁の色や床材に使用される色を指しており、空間全体のおよそ70%を占めます。一般的には、白やグレー、クリーム色などが使われ、空間全体の雰囲気を形成します。

メインカラーは、ドアや家具などに使用される、空間のメインになる色です。空間全体に占める割合は25%程度で、ブルーやグリーン、ブラウン、ベージュなど、会社のブランドカラーや業界に関連する色が活用されることが多いです。

アクセントカラーはその名の通り、空間のアクセントとなる色のことです。小道具や雑貨などに使用され、空間全体の5%程度を占めます。オレンジ、赤、イエローなどがアクセントカラーとして採用され、オフィス内で目を引くポイントを作り出します。

オフィスに与える色の効果

色にはさまざまな効果があります。実際に、スウェーデンのルンド大学の研究によると、色は働く人々の気分に影響を与えることが示唆されています。

参考:LUND UNIVERSITY|The impact of light and colour on psychological mood: a cross-cultural study of indoor work environments

快適なオフィス環境を実現するためにも、色の効果を把握しておくことが大切です。ここでは次の3つに分け、色がもたらす効果を紹介します。

  • 寒色系
  • 中性色系
  • 暖色系

寒色系

寒色系は集中力や落ち着き、清潔感をもたらす色です。寒色系の色として、オフィスに用いられやすいのが次の2色です。

白は空間を広く見せることができるため、小規模なオフィスであれば特に効果を発揮するでしょう。一般的には、壁や天井に用いられます。

白を使用する場合、より親しみやすいオフホワイトの色合いを使用すると、純白よりも他の色に馴染みやすく、さまざまな家具やインテリア用品と調和を図りやすくなります。

IT企業や士業など、高い集中力を必要とするオフィスには青がおすすめです。教育システム情報学会誌によると、青はさまざまな色の中で「最も集中できた人が多かった」とわかっています。

参考:教育システム情報学会誌|コンピュータを用いた英語文法テストに及ぼす画面背景色効果の検証

また、冷静さを保つのに役立ちます。青をベースとしたオフィスは、社員が穏やかになり、トラブルが発生しにくくなる可能性があります。

中性色系

中性色系は親しみやすさや安心感をもたらす色です。中性色系の色として、オフィスに用いられやすいのが次の2色です。

  • ブラウン
  • グレー

社員にリラックスして仕事に取り組んでもらいたい場合、緑を効果的に使いましょう。緑は心を落ち着かせ、生産性の向上につながるという効果が示唆されています。イギリスのカーディフ大学の研究によれば、職場のインテリアとして植物を設置することにより、生産性が15%向上するとわかっています。

参考:Flower power - News - Cardiff University

また、目に与える疲労を少なくし、集中力と注意力を維持するのに役立つため、長時間働く職場やパソコンを使った仕事が多いオフィスに適しています。

ブラウン

ブラウンも落ち着いた雰囲気を作り出すことが可能です。木材のように自然に近い色であるため、社員や来客に安心感をもたらすことができるでしょう。

また、高級ホテルのロビーやラウンジに使用されることから、ブラウンは高級感を与えることもできます。

グレー

グレーは静けさと安定感をもたらします。明るめのグレーは清潔感に加えて、リラックスした雰囲気を醸し出します。一方、濃いグレーは専門性を感じさせ、企業の信頼性を示す効果が期待できるでしょう。

また、グレーはアクセントカラーを際立たせ、デザインの調和を図るのにも役立ちます。そのため、壁や床などベースカラーとして用いられることが多いです。

暖色系

暖色系はアクティブな気分や創造力をもたらす色です。暖色系の色として、オフィスに用いられやすいのが次の2色です。

  • 黄色

赤はフィットネスや教育業界など、精力的な活動を求められるオフィスに最適です。体温や血圧・脈拍を上昇させ、興奮状態にする効果が示されています。

参考:日本メディカル心理セラピー協会|勉強や仕事に集中できる色について

一方、赤は刺激が強いため、強調しすぎると集中力を損ねてしまう可能性があるでしょう。アクセントカラーとして使用するか、青など別の色と組み合わせて視覚的に心地よいバランスを作り出すのが最適です。

オレンジ

黄色やオレンジは「ビタミンカラー」と呼ばれて、創造性の色と考えられることが多いです。そのため、イノベーションの創出を支援する企業やクリエイティブなスペースでよく用いられています。

また、黄色やオレンジは心理的な距離感を縮める効果も示唆されています。効果的に取り入れることで、交流が活発な風通しのよい職場を作ることに役立つでしょう。

オフィスに敷くタイルカーペットの配色例

先述の通り、色は働く環境にさまざまな効果をもたらします。そのため、オフィスや部屋の目的によって色を変えてみるのがよいでしょう。

色が最も反映されやすいのが「カーペット」です。ここでは、オフィスの各部屋に合ったカーペットの配色例を紹介します。

エントランス:ベージュ

エントランスは企業の「顔」になる部分です。来客に清潔感を印象付けるために、白やグレー、ベージュといった落ち着いた色をベースカラーにすることが多いです。例えば、カーペットをベージュにすると来客を落ち着かせられるとともに、さりげない高級感を演出することができます。

また、ベージュをベースにしながら、深い緑や青も部分的に取り入れることで、平坦な印象にならず、洗練されたフロアデザインを実現できるでしょう。

執務室:グレー

執務室(ワークスペース)は、社員が集中して仕事に取り組めるような配色が重要です。グレーは静けさと落ち着きをもたらすため、作業効率の向上が期待できるでしょう。

全体的にはグレーにしながらも、模様のあるカーペットを選んだり、アクセントとして紫のラインなどを入れることにより、おしゃれな配色デザインとなります。

休憩室:ブラウン

休憩室は社員がリラックスできるよう、配色に気を配りましょう。ベースカラーやメインカラーとしては、ブラウンがよく選ばれます。

また、カーペットをブラウンにする際は、アクセントカラーとしてグリーンを取り入れるのがおすすめです。観葉植物など、グリーンのアイテムを効果的に配置してみましょう。グリーンとブラウンは自然に調和し、社員がリラックスしやすくなります。

会議室:ビビッドカラー

会議室は活発な意見や新しい視点での発言・アイデア出しが大切です。そのため、黄色やオレンジといったビビッドカラーをカーペットのアクセントカラーとして用いることもあります。

ただし、ビビッドカラーは使いすぎると奇抜なデザインになりかねません。面積を抑えて一部分だけに取り入れることで程よいアクセントとなり、おしゃれなデザインになります。

タイルカーペットのおしゃれなデザインパターン

タイルカーペットはさまざまな色や模様を組み合わせることで、独自のデザインを作ることが可能です。ここでは、おしゃれなタイルカーペットのデザインパターンを4つ紹介します。

ランダムに貼り分ける

ランダムなタイルカーペットの配置は、モダンで個性的な空間を作り出すのに効果的です。設置方法は簡単で、方向やパターンにこだわらず、タイルをランダムに配置するだけです。

貼る際は、タイルカーペットを正方形や長方形、三角形にカットします。これにより、型にはまらない独創的なデザインが生まれ、おしゃれな空間が実現できます。

曲線を描きながら貼り分ける

タイルカーペットを曲線的に配置すると、床に動きを生み出すことができます。家具や天井のデザインに合わせるようにして曲線を描きながら貼ることにより、空間全体に統一感が生まれます。

他素材と組み合わせる

タイルカーペットを他の素材と組み合わせることで、空間全体に異なる質感やパターンを取り入れつつ、機能性と美しさを両立させることができます。タイルカーペットと組み合わせる床材の例として、次のような素材が挙げられます。

  • フローリング
  • 石目調タイル
  • 木目調タイル
  • 塩ビタイル

他素材と組み合わせることは、オフィス内のゾーニングにも役立ちます。例えば、タイルカーペットの部分は営業部、フローリングの部分は企画部といったように素材を変えることで、直感的に部署ごとにスペースが分けられていることがわかるほか、部署内の一体感も醸成されるでしょう。

違う色を交互に並べる

違う色を交互に並べると、簡単におしゃれなデザインが実現可能です。例えば、白系と黒系の色のタイルカーペットを交互に並べることで、モダンでおしゃれな雰囲気を演出することができます。

また、同系色を組み合わせるパターンもあります。例えば、白とベージュのように、明るい色同士を組み合わせることで、清涼感のある印象を作れます。反対に、黒と濃いグレーのような暗い色同士を組み合わせれば、シックで落ち着いた雰囲気になるでしょう。

おすすめ業務用タイルカーペット

タイルカーペットは色やデザインだけではなく、素材や機能性も確認して選びましょう。商品によっては耐久性や耐摩耗性に乏しく、すぐに交換が必要になることもあります。

デザインと機能性を両立したタイルカーペットを選ぶなら、スミノエのカーペットをご検討ください。スミノエは、130年以上にわたってカーペット製造に携わってきた老舗のインテリアメーカーで、機能性の高いカーペットを豊富なデザインで展開しています。

ここではスミノエがおすすめする業務タイルカーペットを3つ紹介します。

EXシリーズ

EXシリーズは、スミノエの人気シリーズである「ECOS®(エコス)」のタイルカーペットに、環境に配慮した材料をプラスした商品です。再生材比率が高くなっており、より環境に優しいタイルカーペットといえるでしょう。

単に環境に優しいだけでなく、機能性も兼ね備えているのがEXシリーズの特徴です。後染めした商品である従来品よりも耐光性、耐摩耗性、耐薬品性が高いため、汚れや傷に強いという特徴があります。

EXシリーズについて詳しくはこちら

LXシリーズ

モダンなデザインやシャープな無地調パターンなど、さまざまなマテリアルにマッチするのがスミノエのLXシリーズです。

「Future MODERN」をテーマに掲げており、シンプルなストライプデザインや多色使いのランダムストライプ、フローリング調のデザインなどを用意しており、オフィスのさまざまな場所に合うデザインが見つかります。

LXシリーズについて詳しくはこちら

タイルカーペットは配色にこだわろう

タイルカーペットは、色によって社員やオフィスの雰囲気にさまざまな効果をもたらします。それぞれの色がどのような効果を持つかを理解することで、集中力を高める空間や、リラックスできる空間を作ることなどに役立つでしょう。

タイルカーペットは単に並べて設置するだけでなく、ランダムに貼り分けたり他素材を組み合わせたりすることによって、よりおしゃれなデザインに仕上がります。スミノエのタイルカーペットなら、シンプルなものから革新的なものまで、あらゆるパターンに対応できます。