環境・社会への取り組み:住江織物グループCSRレポート

STA不適切会計問題

取り組み実績

歩き回る経営

 STA不適切会計問題を受け、経営層からのメッセージを社内へ発信し、各部門、グループ会社の現場の実情を把握することが大切なミッションであると痛感いたしました。これらのミッションへの取り組みとして、住江織物(株)の取締役並びに執行役員は、所属する部門以外の現場を訪れ、社員との双方向のコミュニケーションの土壌の醸成に努めました。積極的に他部門を訪れることにより部門間の壁が低くなっていくと考えております。

 訪れる現場では、直接的なコミュニケーションを図ることによって、経営層からのメッセージや方針を浸透させるとともに、各現場の問題点の抽出とその打開策について話し合い、それらを経営メンバーで共有いたしました。

 具体的には経営会議を年間2回、住江織物(株)本社以外の事業所で開催いたしました。今後は、年間5回の開催を目指してまいります。そうすることでグループ全体への経営理念の共有と浸透を図ってまいります。次世代に引き継ぐための道筋を付けるためにも「歩き回る経営」を継続して実践してまいります。

未来塾(第二期)

 経営層と若手・中堅社員の語らいの場づくりと視野拡大を目的として希望者を募り「未来塾」を住江織物(株)本社ビルにて開催いたしました。

 第二期となる今回はプチ講座として、STA不適切会計問題を受け、会社の現状と会計知識、今後の事業展開について会長兼社長より講義がありました。その後、より活発な交流ができるよう立食形式での会食を行いました。

 今後は地域を拡大し、住江織物(株)本社以外での開催を予定しております。

各研修の実施

【役員研修】

コンプライアンス意識の再醸成を目的とし、経営メンバー7名を対象に弁護士による役員研修を行いました。3回にわたる講義で、講師からは当社グループで発生した不適切会計問題を受けて、今後取るべき対応や近年企業を取り巻く環境の変化を法的な観点で指導いただきました。

 今後もコンプライアンス徹底に向けた研修を定期的に実施してまいります。


【幹部社員研修】

 会社の中で監督・指導の役割を担う幹部社員として必須のコンプライアンスおよび会計知識を学ぶとともに風通しの良い職場づくりを考える機会として、国内の全グループ会社の管理職者約90名が集まり、2回にわたって開催いたしました。

 1回目は、社内および外部講師からの講義を行いました。2回目は、講義の後「自部門であった(or起こり得る)コンプライアンス上おかしいと思う例」を持ち寄ってグループ討議を行い、会社や部門を超えての意見交換、問題点やコンプライアンス意識の共有を図りました。

 研修後には、各参加者が2回の研修で学んだことを職場に持ち帰って部下とのミーティングを実施し、コンプライアンスについて考える機会を持ちました。


【STAでのコンプライアンス研修】

 2017年6月、STAにて管理職を対象としたコンプライアンス研修を実施し、23名が参加いたしました。

 外部講師から「財務諸表の不正」をテーマとし、企業の説明責任・不正発生によるステークホルダーへの影響・不正発生につながる要因など、四半期決算の重要性および事実に基づく発生主義会計の概念について講義いただきました。

 今後は、参加した管理職が中心となって部署内でワークショップを行い、展開していく予定です。

働きやすさアンケート(社内意識調査)2017

 2017年1月に「働きやすさアンケート2017」を実施いたしました。今回は3回目の働きやすさアンケートであり、今後のCSRの取り組みに反映する重要なデータとしての従来の位置づけに加え、STA不適切会計問題に関する忌憚ない意見を募るアンケートとしても実施いたしました。

 アンケートには、国内グループの約80%にあたる1,260名の従業員から回答があり、集約結果からは役職(管理職または一般担当職)や部門ごとの傾向が明らかとなりました。自由記述からは以前と比べて前向きな意見が多く寄せられており、これまで重点的に取り組んできた労働時間やハラスメント防止に関する取り組みが徐々に従業員に伝わってきていると考えております。より今後の再発防止に活かしていくため、集約結果および自由記述内容は経営会議、執行役員会などで検討いたしました。

 今後については、集約結果を真摯に受け止めるとともに再発防止およびCSR活動に反映し、その内容が伝わる具体的なフィードバックを行ってまいります。

コンプライアンスワークショップ

 住江織物(株)本社を手始めとし、どうすればコンプライアンス違反を防ぐことができるのかを社員自らが考えるワークショップを開催いたしました。

 STA不適切会計問題と同様のことを二度と起こさないために、当社グループの弱点を知り、基本的なルールを再確認し、それぞれの職場でリスクの高いことは何かを考えるプログラムといたしました。

 また、「コンプライアンスについて職場で話し合える土壌づくり」も目的の一つとしており、ワークショップ終了後に職場でのミーティングを実施し、職場単位でレポートの提出を行いました。

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