環境・社会への取り組み:住江織物グループCSRレポート

社会とのかかわり~ よりよい事業のために

お客様とともに(納入実績)

インテリア関連納入実績

コンラッド大阪
コンラッド大阪:納入事例

 コンラッド大阪は、2017年6月9日に誕生したヒルトングループの最高級ブランドホテルです。大阪の中心である中之島フェスティバルタワー・ウエストの最高層階、地上200メートルに位置します。

 ホテルのコンセプトは“Your Adress in the Sky”。その通り、眼下には大阪の市街が広がり、まるで天空に来たかのような印象です。全ての客室において大阪の開放的なパノラマビューを眺めながら自分だけのインスピレーション溢れる時間を過ごすことができます。

 光や風、雨、星などといった自然現象をより身近に感じられることから“自然現象”がデザインのコンセプトです。各空間で宇宙、風、天の川、星座、大地などが表現されています。吹抜けにはカーペットが立体的に見えるグラフィックを施し、目の錯覚を楽しんでいただけます。そしてそこには3層をつなぐ螺旋階段があり、風に舞い上がるリボンのような姿が印象的です。館内のいたるところに著名アーティストによるアート作品が配されており、モダンデザイン、絶景、アートが融合した大人の社交場のようなホテルです。

 このたび当社は客室、パブリック全てのカーペットおよび客室カーテンなどのインテリア製品を納入いたしました。

〈営業担当者の想い〉(株)スミノエ 西日本開発部 課長 岩見 亜紀
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 オープン以降、SNSやメディアで多数取り上げられている今関西で最も注目のホテルです。当社は、得意先であるインテリアデザイナーの方々と打合せしながらカーペット・カーテンを納入いたしました。

 まず最初は2014年夏の客室カーペットコンペでした。短期間でコンセプトに見合った提案をするのが難しく、考え得る限りの全ての方々にご協力いただき、提案に臨みました。内定した際には飛び上がる程嬉しかったのを覚えております。

 それをきっかけにパブリック全てのカーペットと客室カーテンの提案をご採用いただいたこともこの上ない喜びです。また、コンセプトと当社製品が融合しており、そして前述の通りの人気ぶりに重ねて嬉しく思っております。

 ご採用いただいた事業主様、ホテルオペレーター様、デザイナー様、そして協力会社の皆様に感謝を申し上げます。

〈デザイン担当者の想い〉(株)スミノエ デザイン部 主任 河津 庸子
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 ホテル全体は、自然現象をテーマにデザインされていました。利用するお客様に喜んでいただけるようインテリアデザイナーの方々と幾度も打合せを重ねました。客室フロアや宴会場などは星をモチーフにしており、空間のモダンな雰囲気は崩さずに、隠しモチーフとしてギリシャ神話に基づいた星座をこっそり忍ばせています。見つけていただいたときの笑顔を想像し、わくわくしながら描くことができました。完成したホテルはとても開放感があり、アートに溢れた素敵な空間でした。

 長期にわたり、多くの関係者の方々に協力していただき無事納入に至ったこと、大変感謝しております。また、このような大きなプロジェクトのデザインに関われたこと、とても光栄に思います。

産業資材関連納入実績

日野自動車(株) プロフィア/レンジャー
プロフィア/レンジャー:内装写真

 大型・中型トラック販売で国内トップシェアである日野自動車(株)は、純国産トラック誕生から100年を迎える2017年に、次の100年を築くモデルとして6代目レンジャー(4月5日)および3代目プロフィア(5月22日)を発売開始しました。新しいモデルには平成28年排ガス規制に適合するエンジン、安全装備機能の充実など、トラック業界が抱える様々な問題点を解決するため、多くの技術が搭載されております。

 自動車内装材を扱う当社としては、トラックが多くのドライバーの方々にとって動く職場であることを考慮し、実用性、快適性を重視した表皮材の提案を行い、PVCレザーをご採用いただくに至りました(実用シート)。

 繊細なエンボス表現の技術を用いることで、単純な幾何学柄だけではなく、微妙な光沢変化を持ちあわせた、新鮮な意匠表現のPVCレザーとなっております。若者や女性を含めた幅広いドライバーに気に入っていただけるようなデザイン性の高い表皮材です。

プロフィア/レンジャー
〈営業担当者の想い〉スミノエ テイジン テクノ(株) 第一営業部  吉澤 武志
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 プロフィアは14年ぶり、レンジャーでは16年ぶりのフルモデルチェンジということで開発がスタートしました。

 シート表皮については、繊細なエンボス表現や複雑な変化を持たせた光沢感などの意匠的側面や、トラックという使用環境を考慮した耐久性能など、細部にわたってこだわった表皮開発となりました。

 設計担当者と密に打合せを行い、多くのドライバーの方々に快適にご使用いただけるシート、ひいては空間にできるように、何度も繰り返し試作を行い、ご満足いただける商品を目指したモノづくりを行ってまいりました。

 ようやく発売に至り、実際にご利用いただくドライバーの方々にご満足いただければ幸いです。

〈設計担当者の想い〉スミノエ テイジン テクノ(株) 開発センター 合皮開発部 川村 明弘
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 PVCレザーは、国内向けとしては2017年に初めて量産化した新規商材です。

 トラック用PVCレザーの開発からスタートしましたが、メイン材用PVCレザーの開発においては、自動車メーカーからのコンセプトを満足させる意匠開発は困難をきわめ、納得できる商品を開発することができませんでした。しかし、ファブリックで培ってきたエンボス表現技術を応用することで、光沢感と複雑な変化を持たせた幾何学柄PVCレザーを商品化することができました。

 トラック用表皮材は乗用車用表皮材と比較して高い耐久性が必要ですが、各分野の方々のご協力を仰ぎ、デザイン性と耐久性を両立させた新商品を開発することができました。

車両関連納入実績

東日本旅客鉄道(株) E235系『山手線』量産車
E235系『山手線』量産車

 JR東日本では、輸送品質の安定性と快適性を高め、お客様に安心してご利用いただける鉄道づくりを推進しており、首都圏の通勤形電車の新型車両への取替えを順次進めております。E235系はこれまでの技術開発成果を取り入れた次世代車両で、お客様の声を踏まえ、荷物の上げ下げをしやすくするため、荷棚の高さを5㎝低くし、また、お客様が触れる手すりの清潔感を保つため、手すりの表面に繊細な凹凸を付与する加工を施しております。

 2017年5月22日以降、順次営業運転を開始し、2017年度末までに15編成の投入を予定しております。2020年春頃までに残りの34編成を投入し、これにより山手線を走るE235系は、量産先行車と合わせ50編成(550両)となる予定です。

 デザイン監修はケンオクヤマデザインがご担当し、山手線伝統の黄緑色をモダンなグラデーションで表現したデザインです。当社製のシート表皮材・クッション材が採用されております。

〈営業担当者の想い〉東日本車両営業部 東京車両営業グループ  佐藤 健
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 山手線伝統の黄緑色をモチーフに、ケンオクヤマデザイン監修のもと新系列車両では初めて特殊加工を施し、凹凸感のある表皮材を開発しました。

 繊細な濃淡の黄緑色をベースに、様々な地紋を組み合わせたスクエア柄を提案しご採用いただきました。

 優先席も従来のデザインから一新し、車椅子やベビーカーにも優しい、『優先席』のロゴをインクジェットプリントにて表現し、多くの方が安全・快適に利用できる車両の製作の一助となれたと思っております。

〈納入企業様からのコメント〉東日本旅客鉄道(株)運輸車両部 車両技術センター 在来線車両G天沼 秀章様

 鉄道車両の部品にはお客さまが安全・快適に過ごす事が出来るために、耐久性・メンテナンス性・難燃性能など様々な機能が求められます。特に不特定多数のお客さまが腰を下ろす腰掛には、それらの機能が高次元で調和していることに加え、車内の印象を大きく左右する部品であるためデザイン性も求められます。

 今回のE235系の腰掛の表皮では従来のE233系で培われてきた機能を継承しつつ、山手線をモチーフとした黄緑色を基調としたデザインを取り入れることで、山手線をご利用になるお客さまが安全・安心・快適に車内で過ごすことができ、次世代山手線に調和した製品に仕上がっています。

機能資材関連納入実績

シャープ(株) ASEAN向け空気清浄機用フィルター
ASEAN向け空気清浄機用フィルター

 シャープ(株)は国内の空気清浄機市場で高いシェアを有しており、中国をはじめ世界各地へシェアを拡大されています。当社は国内向け空気清浄機の一部機種で脱臭フィルターを供給しておりますが、この度、海外シェア拡大の一環として開発されましたASEAN市場向け空気清浄機に、当社の脱臭フィルターが採用されました。

 ASEAN諸国では現在、HAZEと呼ばれる煙害が大きな公害問題として取り上げられております。脱臭フィルターの開発段階において、当社テクニカルセンターでHAZEに含まれる有害ガスや悪臭に対する除去効果を個々に検証し、当社製フィルターがHAZEに有効な性能を有しているとの評価を得ることが出来ました。

 空気清浄機の対象ガスや対象臭気は使用される環境で様々に異なります。当社がこれまでに蓄積してきた消臭・脱臭に関する技術や経験をうまく融合し、ニーズに柔軟に対応することで実現できた商品です。

〈営業担当者の想い〉機能資材事業部 大阪第1営業部 小森 弘大
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 日本国内の空気清浄機市場が横ばいの中、海外市場のニーズを捉えた商品開発を進められているシャープ(株)様の取り組みは大変すばらしいと感じております。私も脱臭フィルターのサプライヤーの一員として、市場の不便、不満、不快を解消したいというニーズに応えたモノづくりをしたいと考えており、今回HAZE対応脱臭フィルターの開発依頼を受けた際は大変嬉しく思いました。新たな取り組みにはもちろんリスクが伴いますが、常に挑戦する姿勢を忘れず、商品開発を通して自らの力を高めていきたいと思います。

〈納入企業様からのコメント〉シャープ(株) 健康・環境システム事業本部 空調・PCI事業部 PCI技術部 課長 重本 直之様

 シンガポール・マレーシアにて深刻な公害問題となっているHAZEは、現地におられる方々にとって大きな困り事となっています。このようなHAZE被害を少しでも軽減できないかと考え、住江織物様ご協力のもと、HAZEに含まれる有害ガスや悪臭に対して除去効果のある脱臭フィルターを搭載した空気清浄機の製品化を実現することができました。

 今回開発いただいた脱臭フィルターは現地でも高い評価をいただいており、今後もこのような形で現地ニーズを汲み上げた商品開発へのご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

※HAZE(ヘイズ):インドネシア・スマトラ島などで大規模な野焼きや森林火災により生じた煙がマレー半島やシンガポールに流れることにより生じる煙害。咳やくしゃみ、喘息などの症状が出ることがある。

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