環境・社会への取り組み:住江織物グループCSRレポート

環境マネジメント

環境マネジメント:第4次中期行動目標

環境との関わり

当社グループの事業と環境とは、製品の開発設計から資材調達・生産・販売・物流、そして使用・廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通して、また日頃の事業活動においても深い関わりをもっています。

住江織物グループでは、製品のライフサイクル、また事業活動全体が環境に与える影響を把握するよう努め、環境負荷低減に取り組んでおります。特に、使用済みタイルカーペットから再生された塩ビパウダーや、ペットボトルから再生された原綿やポリエステルペレットなどの再生材料を積極的に使用するなど、環境に優しい製品づくりを進めております。CSR活動においても環境配慮に重点を置き、“エコチャレンジ2018”の目標を掲げ、全グループで取り組んでおります。


エコチャレンジ2018(第4次中期行動目標)

環境に関する第4次中期行動目標として、エコチャレンジ2018を設定しております。
中期経営計画“Advance Ahead 2018”に合わせた、2015~2017年度の3ヵ年を行動期間として取り組みを進めております。

行動目標と2015年実績

エコチャレンジ2018(2015年度実績)

環境負荷低減への当社グループの長年の取り組みが着実な成果を上げ、エコチャレンジ2018初年度の2015年度は、ほぼ全項目において2014年度基準の目標を達成し、2011年以降の堅調な低減傾向を維持することができました。

地球温暖化防止

使用エネルギーの削減

省エネ活動の成果を、使用エネルギーの熱量換算値※で確認しております。総熱量・原単位とも前期より減少いたしました。
海外事業所の活動量が増加し、38.6%を占めております。

【参考データ】CO2排出量の削減

企業活動が地球温暖化に及ぼす影響をCO2排出量で確認しております。
総量・原単位とも前期より減少いたしました。

使用エネルギー/排出量
社有車の燃料使用量の削減

エコドライブを推進して社有車の燃料使用量の削減に努めております。また、エコカーへの積極的な転換を進めております。

【参考データ】社有車のエコカー率

省エネルギー活動の一環として、ハイブリッドカーや低排出ガス車を積極的に導入しております。
2015年度では、社有車の79.5%がエコカーとなりました。

燃料使用量/エコカー率

省資源

水使用量の削減

冷却水の循環利用などに努めております。国内での染色事業増加、また、海外事業所の水使用量増加により、総量が増加しましたが、原単位は減少しております。

再生資源利用率の向上

再生資源を原材料に積極的に投入、省資源化を進めております。
水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS®」に、再生繊維「スミトロン®」・「ECONYL®」、及び使用済みタイルカーペットからの再生塩ビパウダーを使用。また、ニードルパンチカーペットに再生ポリエステル綿使用など、さまざまな製品で再生資源利用を推進しております。

利使用料、利用率の推移

廃棄物の3R

産業廃棄物の削減・再資源化率の向上・埋立処分率の低減

生産に投入される材料のロスの削減や不適合品の撲滅など、資源を有効に活用するとともに、廃棄物の発生を抑制しております。また発生した廃棄物は、自社独自あるいは他メーカーと共同でリサイクル技術とリサイクルシステムを開発することにより、最終処分量の削減にも取り組み、丹後テクスタイル(株)・尾張整染(株)石川工場が産業廃棄物のゼロエミッション※を達成しております。

※ゼロエミッション:1994年に国連大学が提唱した構想。産業活動により排出される廃棄物を他の分野で原料として活用し、社会全体で廃棄物ゼロを目指す考え方。
当社では埋立処分率(=最終埋立処分率÷産業廃棄物発生量)2%以下と定義しております。

使用料、再資源化率

環境汚染防止

大気汚染物質(NOx)排出量の削減

大気汚染物質には、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、粉じんなどがありますが、代表としてNOxを記載しております。NOxの排出量は、エコアクション21の2002年版の低減対策が行われていない施設の排出係数で算出しております。

PRTR取り扱い量の削減

難燃剤のDBDE(デカブロモジフェニルエーテル)やフッ素系撥水剤のPFOA(ペルフルオロオクタン酸)などが各種規制により将来的に使用制限されるため、より安全な代替物質に置き換えつつあります。

NOx、PRTRの削減

グリーン活動の推進

事務用品のグリーン購入率向上

資源採取から廃棄に至る、ライフサイクル全体に渡る環境負荷の低減を考慮した物品等の、積極的な購入に努めております。
販売会社や物流部門まで徐々に対象範囲を拡大した結果、達成率が低下しておりますが、95%を目標に今後も推進してまいります。

コピー用紙の使用量の削減

イントラネットの普及や裏紙の利用などにより、コピー用紙使用量の削減に努めております。2015年度は総量・原単位ともに前期に引き続いて減少し、順調な削減傾向となっております。

グリーン購入率、コピー用紙の推移

製品のLCA評価促進

製品のLCA※評価促進(目標6アイテム)

製品のLCA評価を自社内で行う体制を整え、2015~2017年度の3ヵ年で18アイテムの評価を目標に掲げております。
2015年度は単年度目標6アイテムのところ、水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS®(エコス)」について5マーク50アイテムの評価を行いました。
※LCA:製品の原材料調達から、生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける投入資源、環境負荷及びそれらによる地球や生態系への潜在的な環境影響を定量的に評価する手法、ライフサイクルアセスメントの略称。

ECOS SCENERY SOUNDシリーズ

環境に配慮した技術の開発促進・環境に配慮した製品の開発促進

汗臭、加齢臭、排せつ臭に対応した消臭剤の配合技術と加工技術

光も電気も使わない、環境にやさしい消臭加工「トリプルフレッシュ®」の第Ⅳ世代として、硫黄系ガスの消臭性能に特化し、汗臭、加齢臭、排せつ臭対応の技術を開発いたしました。
介護や医療の現場への応用が期待でき、福祉施設用カーテンシリーズに採用決定のほか、医療用途で消臭加工包帯、また、自社消臭剤ブランド「Tispa®(ティスパ)」シリーズから消臭シート「スカッと消臭®」が商品化されております。

環境に配慮した製品の開発促進(目標3件)

自動車シート用、環境対応型の加飾用細幅織物「グレースコード®」の開発

薄層化しつつ耐久性を高めた鉄道車両用床表示フィルム「PHフィルム」の開発

調湿機能を有する珪藻土をベース素材として、トリプルフレッシュ®プラスの消臭機能を加えた「空気を洗う壁紙®珪藻土プラス」の開発

事業活動における生物多様性の保全活動

2011年度に生物多様性の保全活動について取り組み方針を策定し、2013年度から事業所毎に特色のある活動を実施しております。

事業活動が生物多様性に及ぼす影響の低減
  • ・生産事業所内および周辺での生物多様性のモニタリング調査を行う。
  • ・植樹を行う場合は、外来種ではなく、地域に自生している在来種を使う。
  • ・事業所周辺の清掃を定期的に行い、草刈りなどで環境を整備する。
  • ・生物資源を原材料として使用する場合は、その持続可能性を確認する。
  • ・リサイクル原材料を使用した製品開発とリサイクルシステムの構築を積極的に行う。
  • ・環境マネジメントシステムに生物多様性の保全活動を組み入れる。
  • ・事業所毎に取り組める新たな生物多様性の保全活動を推進する。
サプライチェーン全体での生物多様性への
影響低減にむけた取引先様への活動
  • ・グリーン調達ガイドラインで、取引先様への生物多様性保全活動の協力を依頼する。
社会貢献活動
  • ・森林保全活動を行う団体を支援する。
  • ・みどりの募金活動に協力する。
取り組み実績

〈住江織物(株)奈良事業所〉事業所の南を流れる岡崎川(奈良県・安堵町)周辺を桜並木の遊歩道に整備する「安堵桜友会」に参加し、桜の手入れなどに協力しております。守り育てた桜を楽しむイベントも行われ、地域住民の憩いの場となっています。

〈住江テクノ(株)滋賀工場〉地元甲賀市の花「ささゆり」の増殖に取り組んでおります。人と自然の共生の象徴であるささゆりは、近年その数が減少していますが、工場敷地内でたくさんの花を咲かせるよう励んでおります。地元で入手した種から数年かけて育てた株が、2016年も6月に美しく花を咲かせました。

〈尾張整染(株)本社工場〉木曽川等でホタル飼育に取り組む「一宮平成ホタルの会」に賛助会員として参加しております。

安堵桜友会/ささゆり

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