与那原町(よなばるちょう)複合施設

納入製品名/丹後(フック)緞帳「緞帳と緞通」サイト

所在地/沖縄県与那原町

納入時期/2021年2月

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与那原町(よなばるちょう)は、沖縄本島の東海岸南部に位置し、県都那覇市から9kmの地点にあります。与那原町の歴史は古く、沖縄最古の古謡集「おもさうし」の中に、「よなはる」や「よなはばま(与那覇浜)」の名で登場しています。与那覇の地名は、かつて海岸地であったところの名称であるといわれ、古代の与那原人が最初に住み着いた所は、上与那原(町南西部)であったといわれています。その与那原町の町民サービス拠点として「上の森かなちホール」が、新庁舎との一元化により2021年4月に誕生いたしました。施設に採用された緞帳のテーマは「うねり」で、440年余の歴史を誇る豊作祈願の神事「与那原大綱曳(よなばるおおづなひき)」をモチーフとしています。この緞帳は、その「与那原大綱曳」の始まりの様子が描かれています。東西の綱を寄せ合い、雄雌のカナチ(カナチ棒)を結合させる時、人々の様々な「想い」がうねり、神事の始まるまでの時間が表現されています。この緞帳の図案は、その神事の前の「期待感」「高揚感」「一体感」などを感じて欲しいという想いが込められています。色彩は、東西で色相を分けながら、背景で全体の活気があふれる様子を鮮やかに表現しています。