ウェスタ川越(川越市文化芸術振興施設 大ホール)

納入製品名/西陣綴織緞帳

所在地/埼玉県川越市

納入時期/2015年3月

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川越駅の西口再開発の一環として建築された「ウェスタ川越」の大ホールに、西陣綴織緞帳(にしじんつづれおりどんちょう)をご採用いただきました。デザインコンペでは、「川越の芸術文化の拠点となる施設にふさわしい、市民の誇りとなる緞帳を」というご要望をもとに、コンセプト・モチーフなどをまとめ、デザインのご提案を行いました。緞帳の題名は「Harmony -時の音色-」で、川越のいにしえから続く、あたたかな人々の繋がりやそこから生まれる賑わいを、過去から現在まで続く響きわたる時の鐘に重ねて抽象的に描きました。幾重にも重なった円は、ハーモニーを奏でていく音のように、人々の交流の輪が無限に広がっていく様を表しています。また、中心にある銀色のラインは現在を、金色の背景は江戸時代の鐘とし、時間ごとに打つ回数を変えることで、時を知らせた音をリズミカルに表現しています。歴史・伝統・文化を継承しながら発展してきた「時が人を結ぶまち川越」のシンボルとして、末永く親しまれますよう願っております。