時代・人・くらし。エピソードで織りなすスミノエ百年緞通ものがたり。
大正自動車産業の夜明けに参画し、戦争の苦難を乗り越えて再生。

ポスト冷戦時代を迎えた世界。グローバルな視野で、独自のブランドづくりへ。

東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊し、大きな一つのネットワークの中で政治も経済も動き始めた1990年代。住江織物は、地球環境への配慮と企業の発展の両立をめざし、新たな時代への歩みをスタートしました。

ペットボトルから糸を生み出す
 常にオンリーワンの商品を生み出すことを企業のポリシーとする当社では、自社一貫生産への取り組みを続けてきました。その一つが、昭和の末から開発に着手し、平成になって実現した「ペットボトル再利用の糸」の開発です。設備投資、人材投入等、すぐには採算ベースに乗らない大きな先行投資ですが、オリジナルなものづくりを求める企業マインドでこのプロジェクトを推進。使用済みペットボトルから再生したポリエステル糸「スミトロン®」を実現しました。

ポリエステル糸「スミトロンⓇ」を使ったラグマット

世界へ広がる自動車内装材ネットワーク
 1994(平成6)年、タイに自動車内装材の製造子会社を設立したのを皮切りに、アメリカ合衆国、中国、インドネシア、インド、メキシコにネットワークを拡げ、グローバルな企業活動を展開。現在では、自動車内装材事業の約半分が海外の売上高になっています。
 今後も、積極的に海外展開を推進し、世界最適供給体制を構築していきます。

自動車内装イメージ
住江織物グループの所在地図

24時間サイクル消臭「トリプルフレッシュ®」
 1998(平成10)年、シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドやたばこの臭い、生ゴミ、汗などの生活臭を24時間消臭し続ける加工技術「トリプルフレッシュ®」を開発しました。
 現在では、カーペットやカーテン、壁紙といったインテリア商品だけでなく、自動車・鉄道車両のシート地、冷蔵庫や空気清浄機の消臭フィルターにも活用されています。トリプルフレッシュのロゴ

トリプルフレッシュのロゴ
ダブルリサイクルシステムのフロー図

「ECOS®(エコス)循環型リサイクルタイルカーペット」を開発
 オフィスで使用され、古くなったタイルカーペットの多くが埋め立て処分される中、廃棄物の削減をめざし、資源の循環をかつてないレベルで実現したのが、2011(平成23)年に発売したリサイクルタイルカーペット「ECOS®(エコス)」です。表面糸にペットボトルリサイクル長繊維「スミトロン®」を使用し、裏面のバッキング材に市場から回収した使用済みタイルカーペットのリサイクルパウダーを混合することで、最大77%の再生材料比率を達成。カーペット業界で初めて新基準のエコマークを取得しました。開発の基本理念である「資源を未来へ。」のキーワードのもとに結実した、当社ならではの商品です。

「ECOS®(エコス)循環型リサイクルタイルカーペット」のイメージ